はじめに
環境への配慮は、印刷業界でも重要なテーマです。本記事では、環境負荷を減らすオフセット印刷の代表的な取り組みを5つの視点(資源・エネルギー・VOC・CO₂・廃棄物)に整理して一部紹介します。
資源削減
自動化・スキルレス化による損紙削減
見当合わせ・色調整を自動化し、セットアップ時の損紙を最小化。
省エネルギー化
電力・資材の消費を低減しランニングコスト削減
A/C高効率モーターの活用で定常運転、負荷変動時の電力消費を抑える。
LED-UV装置の活用でUV装置と比べて約20~30%の電力削減。
印刷機の自動化で無駄なインキや損紙の削減。
VOCの低減
インキや洗浄液の変更や削減でVOC低減
植物油インキの活用で石油系インキよりも環境負荷が低く、再生紙のリサイクル性も高まります。
密閉型洗浄装置・自動洗浄システムを活用して洗浄液の削減で揮発防止。
CO₂排出削減
カーボンフットプリントの可視化やカーボンオフセット印刷
印刷1枚あたりのCO₂排出量を算出・管理。
FSC®認証紙の使用で森林資源の持続可能性を考えた紙選び。
廃棄物の削減
廃液・廃材の削減
現像レスCTPや湿し水の循環システムを導入することで、排出物を減らせます。
使用済みブランケットをゴム原料としてリサイクル。
まとめ
環境配慮は企業価値向上にもつながります。小さな取り組みから始めましょう。
→ 第10回:まとめ — オフセット印刷入門の総復習
→ 第8回:印刷コスト削減方法