横長サイズの紙による左右の刷色不安定について

皆さまこんにちは。MH Packagingの北村です。

本日は、横長サイズの紙を印刷する際の左右の刷色不安定についてお話をさせていただきます。

幅方向に大きい用紙を印刷する場合、特にダンプニングローラー(調量ローラー)の調整が重要となります。

注意点

  1. 印刷物は機械の中心を基準に、用紙幅や絵柄が左右に広がります。そのため、印刷結果(刷り色)に問題がない場合は、スキュー機構の設定値は「0」のままで問題ありません。まず、版面のくわえ側(ギャップ)の中央と左右でインキの付き具合(汚れ方)を確認してください。※中央と左右でインキの付き具合が同等(細い一本線)であることが理想です。
  2. 用紙幅や絵柄が大きく、中央部の水上がりがうまくコントロールできない場合は、スキュー機構を調整してください。そして、ジョブ終了後はできるだけ設定値を「0」に戻すことを推奨します。ローラーを常にひねった状態で使用し続けると、ローラーの寿命が短くなり、印刷トラブルの原因となる可能性があります。