無処理版の機上現像トラブルを防ぐ!適正な湿し水量の見極め方

皆さまこんにちは。MH Packagingの北村です。

本日は無処理版についてお話させていただきます。

最近、無処理版を選ばれる会社が多くなりこれに伴って『無処理版がうまく使えない』というお問合せを頂きます。

まず、この『無処理版がうまく使えない』という部分の多くが版を印刷機に取り付け最初の刷り出しに苦戦されている方が多いようです。

皆さんご存じの通り無処理版は現像機を使う有処理版と違い『機上現像』を行います。

この機上現像を簡単にご説明しますと、

  • 印刷機に取り付けられた無処理版に、水着けローラーを着け、湿し水を与え、版面をふやけた状態にします。
  • そのふやけた版面へインキローラーを着け、インキの粘り気で版面上で不要になったカス(感光膜)を取り除く。
  • そのカスを含んだインキを版面からブランケット、紙へと転移し排出します。

この流れが機上現像です。

この中で気をつけて頂きたいのが①と②です。①の湿し水で版面をふやけた状態にする時の湿し水量が特に重要です。これが適正でないと②のインキの粘り気に影響を及ぼします。

この適正を見つける方法は、どの印刷機も印刷の開始時は①版面に水着けローラーが着いて湿し水を与えてから、②インキローラーが版面にインキを着け、③印刷用紙がユニットに到達したら印圧(胴が入り)がかかり印刷開始になります。④そして指定の印刷速度に上昇して行く。

この①~③までの間の版面上の湿し水量を目視で確認することです。

この間で版面が必要以上に濡れていたり、全く濡れてなくインキが非画線部などについて版面の大部分が汚れている場合は適正ではありません。

この間は①うっすらとインキで汚れているが②徐々に汚れが取れていく(完全に取れなくてよい)感じで、版面がうっすらと濡れて光っている状態を心掛けて下さい。

うまくいかない場合や、さらに詳しい情報が必要な場合は、お気軽に弊社までお問い合わせください。